幼児教育、厚切りジェイソン方式の勧め

3姉妹末っ子の、のんちゃん。

子供の頃、お姉ちゃん達の言うことを聞かず、駄々をこねたりすると、よく

『のんちゃんは実は、捨て子だったんだからね!』

と言われました。

何でも、お父さんとお姉ちゃん達が、川べりを歩いていたら

橋の下から赤ん坊の泣き声がしたので

お父さんが、お姉ちゃん達に見てくるように言い

2人が行ってみると、赤ちゃんが 放置 されていて

泣いていて可哀そうだったので、家に連れ帰った。

それが、のんちゃんだった、と言うのです。

その話をする時いつも、長女と次女は

『そうだったよねー。』と、阿吽の呼吸で頷くのでした。

しかしながら、のんちゃん、顔が

お父さんと長女に ソックリ だったため

どう考えても自分は 家の子だし

よしんば、捨て子だったとしても、捨て主は

家の お父さんをおいて他にはない、と思っていたので

この家で、恐縮して肩身の狭い思いをする必要もない

と思い、のびのび育ちました。

でもね、母となった今は、あんまりのびのびとばっかり育つのも

どうかと思うようになりました。

家庭教師のトライでお馴染み『アルプスの少女ハイジ』

実は、のんちゃん家にDVDがあります。

昔々は、あれを見て、いつも天真爛漫、無邪気なハイジを叱る

ロッテンマイヤーさん に苦々しい思いを抱いていました。

でも、母となった今、あのロッテンマイヤーさんを

涙なしには見られなくなってしまいました。

だってあなた、教育係としてのロッテンマイヤーさん、

彼女の苦労が、痛いほどによく分かるから…。

あの人だって、あの人なりに、子供達を立派に教育しようと

日々、頑張っているのですよ。

それなのに、いきなり『ネズミ』とか持ってこられちゃうんですよ?

ペットのハムスター、とかではなく

どんな病原菌が潜んでるやも知れぬ『リアルネズミ』を!

小さなお子さんをお持ちの方は、だいたい分かると思いますが

子供が、『ママー、見て!見て!』と持ってくるものに

ろくなものがないことが多いのですよ。

幼児教育では、よく

『子供の知的好奇心を大きく育てるためにも

子供の興味・関心のあることは、ママが全力でサポートしましょう!』

などと言われるのですが

子供って、何ゆえ興味・関心が そこ なのか?

と、叫びたくなるようなものばっかりに熱中したりするのですよ!

その他にも、『アルプスの少女ハイジ』の中には

ハイジが読み書きを習っているシーンなどもあって

段々、文字が ヤギ に見えてきて、ハイジは

どんどん、妄想の世界に入り込んでしまう、

という展開なんですけど

あれも、のんちゃんにとって、涙なしには観れないシーンなのです。

子供に、字を教えるって、半端なく大変なんですよ!

まずは、『あ、い、う、え、お』だな。

はい、じゃあ『あ』から

なんてやったら、大変なことになってしまうって

奥さん、ご存知でした?

50音順のトップバッターだからって

いきなり、『あ』を書かせたりすると

あまりのハードルの高さに、すっかりやる気を失って

その後、二度と自ら字を書きたい、とか言わなくなってしまうのですね。

もしかしたら、これは幼児教育の常識なのかもしれませんが

無知なのんちゃん、最初に娘に『あ』を教えて

えらい目に遭いました。

だって、100均で買ってきた『ひらがなドリル』だって

『あ』から始まってたし、そりゃー『あ』から、やりますよね?

でも、賢い奥様は、『あ』からなんて、やらせないんですよね。

ここは、厚切りジェイソン方式、と言いますか…。

まずは、『し』とか『つ』とかから、やらせるんですよね。

そして子供が、

『ハッハーン、何か分かってきたぞ。これは、ひらがな、いけるかも!』

と思い始めたころに、『あ』とか、ぶっこんで来るんですね。

もちろん子供は、『Why Japanese people!!』とばかりに

抵抗を示しますけど、その時にはもう遅いんですね。

賽は投げられた、とばかりに

後戻りできないほどに、ひらがな習得は進んでいる

という寸法なのですね。

ケチって、100均などで、『ひらがなドリル』を買ってはみたものの

試みは速攻で失敗に終わり、その後のんちゃん

もうちょっと、お高いひらがなドリルを買ってみて

非常に、感心してしまいました。

なかなか、戦略的 に作ってあるのです。

以来、子供の教育費用、ケチらないよう心掛けるようになりました。

結局、ドリル何冊も買い直すくらいなら

最初から、少々お高くても、しっかり研究されてるものを

買った方がいいのです。

じゃあ、何でも闇雲に、ただお高ければいいのか?

というと、そうでもなかったりするのが難しいところ。

子供に、ひらがなを練習させるため

とか言って、らくがき帳どっさり、とか

子供が持ちやすい、特殊な形のエンピツ、とか

買ってきても、無駄 なんですよね。

高性能エンピツ持って、おとなしく机に向かってくれたり、とか

絶対に、しませんから!

一番いいのは、背中に指で、ひらがなをなぞる

という、何と!一円もかからない 昭和 な方法だったするので

驚きです!

お互いの背中に、ひらがなを書いて、何て書いたか当てる、

という原始的な方法が、娘には大好評だったのです。

世の中のママの中には、じいじやばあばに子供を預けると

一昔前のビックリ育児をされたりするので

絶対に預けない!とかいう人もいたりするのですが

意外にも、昔ながらの方法の中には

子育てが楽になる知恵のようなものが詰まってたり するので

侮れません!

そんなこんなで、まだまだ前途多難なのんちゃんの幼児教育

まだまだ続くのでありました…。

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